道具の選び方
シーバス ロッドの選び方
シーバスは河川・港湾・サーフ・磯と釣り場の幅が広く、ロッドに求められる長さや硬さも場所によって変わります。掲載しているロッドの実際のスペックを基準に、選び方の考え方を見ていきます。
釣り場によって求められることが変わります
シーバスは河川・港湾・サーフ・地磯と釣り場の幅が広く、ロッドに求められる性能も場所によって変わります。掲載しているソルパラ シーバス SPSB-902MLやディアルーナ S96MLは、河川・港湾どちらでも使える万能スペックのMLクラスです。一方でバリスティック ヒラ 107M TZ/NANOは、磯やサーフでのヒラスズキを想定した専用モデルで、長さも一般的な河川・港湾用とは違う方向に振られています。上級構成のエクスセンス ジェノス S96M/RFは3本継ぎながら曲がりの繋ぎ目を感じさせない設計で、遠征先へも同じ性能を持ち出せる携帯性を備えています。
長さは9ft台からヒラスズキ用の10ft台まで
掲載しているロッドの長さは、ソルパラ シーバス SPSB-902MLの9.0ft(2.74m)から、ディアルーナ S96MLとエクスセンス ジェノス S96M/RFの9.6ft(2.90m)まで、河川・港湾向けのモデルは9ft台に集まっています。一方でバリスティック ヒラ 107M TZ/NANOは10ft7inという長さで、磯やサーフでのヒラスズキを想定したモデルです。長い分だけ大型ミノーの飛距離とラインメンディングがしやすくなりますが、取り回しは9ft台より劣ります。まず自分がよく通う場所が河川・港湾か、サーフ・地磯かで、長さの方向性が決まります。
適合ルアーの幅は製品ごとに違います
適合ルアーの表記があるのはソルパラ シーバス SPSB-902MLとディアルーナ S96ML、モアザン ブランジーノEX AGS 94MLの3本で、ソルパラが10〜30g、ディアルーナが6〜32g、ブランジーノEX AGSが7〜35gとなっています。ルアーニスト 90MLには適合ルアーの表記が仕様表に載っていないため、扱えるルアーの重さは商品ページで別途確認する必要があります。ランカーシーバスを想定した大型ミノーやメタルバイブを使うなら、範囲の上限に近いロッドを選ぶ考え方になります。適合ラインはソルパラとエクスセンス ジェノスがいずれも0.6〜1.5号(PE)で、掲載しているラインも1号前後のPEが中心です。
MLとMは同じ強さではありません
掲載しているロッドの硬さはML(ルアーニスト、ソルパラ、ディアルーナ、モアザン ブランジーノEX AGS)が中心で、エクスセンス ジェノスはM、バリスティック ヒラは「M(モデル表記)」となっています。この記号にメーカー共通の基準はなく、同じMLでもメーカーが違えば実際の強さは変わります。硬さ表記だけで製品同士を比べるのではなく、前述の適合ルアーのグラム表記を合わせて確認したほうが実質的な比較になります。
重いルアーが投げ切れないと感じたら中級を検討します
入門構成のルアーニストやソルパラは、ロッドが1万円前後で、河川・港湾どちらでも通用する万能スペックにまとまっています。この一式でキャストの精度や飛距離に不満を感じるようになった、あるいは大型のミノーやバイブを投げ切れないと感じたら、中級への切り替えを検討する目安になります。中級のディアルーナは適合ルアーが6〜32gとなり、上限はソルパラの30gから32gへわずかに上がるだけですが、下限は10gから6gへ大きく広がり、扱えるルアーの幅が上下に、特に軽い側へ広がります。価格差そのものよりも、投げたいルアーの重さに手持ちのロッドが追いついているかどうかで判断したほうが実感に近い基準になります。
ヒラスズキを狙うなら長さと安全対策が変わります
バリスティック ヒラ 107M TZ/NANOのように、磯やサーフで大型のヒラスズキを狙う場合は、河川・港湾用のロッドより一段長い10ft台のモデルが選ばれます。長いロッドは荒れた状況でのラインメンディングや、足場が悪い場所からの遠投に有利ですが、磯やテトラといった足場は滑りやすく波を被ることもある場所です。ライフジャケットの着用と、無理に波打ち際へ立ち込まない足場の確認は、道具の性能とは別に欠かせません。
この釣法のセットを見る
よくある質問
- 河川用と港湾用でロッドを分ける必要がありますか。
- 掲載している9ft台のロッドの多くは硬さMLで、河川・港湾のどちらでも通用する設計です。まず1本で両方を試し、必要になった場面で長さや硬さの違うロッドを検討する進め方で問題ありません。
- 適合ルアーの範囲を超えるルアーを使うとどうなりますか。
- 上限を超えるルアーを無理にキャストすると、ロッドに想定以上の負荷がかかり破損するおそれがあります。掲載しているロッドの適合ルアーの範囲内で選んでください。
- ヒラスズキ用のロッドは初心者には扱いにくいですか。
- 10ft台のロッドは9ft台より長く、取り回しに慣れが必要になる場合があります。まず河川や港湾で9ft台のロッドに慣れてから検討するほうが無理がありません。